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一級建築士 匠の視点 ブログ

2023.07.13更新

名作といえる。龍野町築8年お住まい拝見の解説

龍野町築8年お住まい拝見が今週土曜日に行わます。まだ午後の空きがございます。

設計者がいうのも、なんですが、とてもいい家です。名作といってもいいと思います。

当時、とても家好きの施主様で、強い想い、なんとか希望をすべて叶えたい、できれば想像以上にとプランしました。

町並みが落ち着いていて、それに沿う違和感のない外観を目指し、インドアガレージもあり。

なんといってもプランがいい。AD HOUSEだからこの提案といえるべきものになったと思います。

オープンキッチンが特徴で、キッチンダイニングと一段下がりのリビングを、階段で空間分けをしています。その位置が絶妙です。

未だにこれほどの、絶妙な階段プランはできていません。それほど階段にこだわったプランです。

リビングからは階段のよって、本棚がかくれ、自身も階段のよって隠れることができ落ち着くリビングとなっています。

ダイニングからもリビングと空間分け意識が自然とできます。リビングは30センチ下がっております。

中央の階段は幅が広く、下はキッチン収納棚としても使われています。

しかし、一番悩んだのは、階段の存在、階段なんですが、階段でなく見えたりもしたい。大きな家具のような塊にしたい。そんな想いから

素材をあえて、ラフなものにしました。この場所では普通の素材では違和感がでます。なので木素材の大きな家具で気軽さを出すためのラフなベニア仕上げを提案しました。なんども頭でシュミレーションし寝る前毎日悩みながらの決断。安い家でないのに、とても勇気のいることでした。そんな裏話しを知って見ていただきたい名作住宅です。

階段と小さな吹き抜けがポイントとなる家です。階段にはエアコンの冷気落としと、イザというときの足場板を通す穴を兼ねております。

上から光が落ちて、2fのロフトまで伸びる縦空間がよい。

キッチンからパントリー、そこから脱衣室へのルートがとても便利に感じると想います。これにより家が大きくも感じます。

温熱環境も、付加断熱や電気蓄熱式床暖房もあり。浴室の窓の設置も工夫を凝らしております。

各所のディティールも秀逸。

どの空間も、本当にしっかりと考えこんでつくっておりますので、ぜひ家好きの方には見ていただきたいと思います。

 

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