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一級建築士 匠の視点 ブログ

2020.03.24更新

窓から考える住まい。

住まいには欠かせない窓、意外に窓おおすぎが多い。

とにかくみな窓が好き?である。プランに無いと不安を覚えるという方も多い。

窓は、適切な場所に大きさをよく考えてとるべき、だと思う。

例えばロケーションのよい土地だと、多少の熱の出入りより、思い切って大きく開放的にするほうが価値がある。

しかし隣家が迫る敷地がおおい。そのようなところでは、窓だけ大きく開放的にしても、視線を防ぐ対策を同時に考えないと居心地が悪い。結果ほとんどブラインド等で調整する。

室内に出入りする熱の半分は、表面積わずか20%に満たない窓からなので、よほど慎重に考えて作るべきである。

新住協などでは、日射取得を積極的に行う計画を良しとしているが、敷地条件によるとしかいいようがない。大きく南に窓をとった結果、視線防御せなばならず、日中もブラインドやレースが必須ならば、積極的な冬の日射取得も机上の計算だけとなり実生活では違ってくる。

私達は窓からの熱取得計算は必須で考えて行うが、机上でなく、地域ロケーションや実際に即した提案に徹している。

 

私が思う窓を思いつくままあげてみた。

窓の理想は、カーテンブラインド無で、うまく位置を調整できたら最高。必然的に熱の出入りも少ない。

景色を切り取るようなドラマチックが演出できたら最高。

土地のロケーションの良さをいかせる大開口窓。

不要な光を遮りブラインド無しができたら最高。

空だけを見える窓、余計なものが映らない。高窓や天窓。

明らかに分厚いガラスで遮音が完璧で、外の車音が聞こえなくて、静音の街が見わたせる

サッシのフレームが見えない、スッキリシンプルなFIX窓

木のフレームの優しい感じがする窓

部屋から見る逆光の南庭でなく、ギラツキのない順光の北庭がみえる明るい窓

軒が深く部屋から軒が見え南の景色庭を水平に切り取る窓

心地よい風が取り込める、坪庭浴室の木の窓

外から見て歪のない一枚ガラス

大きく天が見える窓

余計な雑多な景色隠せる地窓

格子越しに見える風景

中庭を見る窓

ロケーションが悪くても、様々な工夫で窓は作れますね。

 

写真は、季節を感じる風景窓、キッチンからの眺め

床の間の石に映るガラス越しの庭

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