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一級建築士 匠の視点 ブログ

2021.07.07更新

神河町見学会、リゾート感溢れるロケーションの平屋です。

今回も設計者目線での見てほしいところを紹介していきます。のプラン計画時を思い出してみました。

類まれな雄大な自然を感じるロケーションです。とはいえ隣家や見たくないものも存在する。

南道路から堂々たる水平基調の建物の正面の表情があり、それに覆いかぶさるように斜めにかかる大屋根は景色軸おそらく遠方に氷ノ山を望む方向に向けた2軸を持つプランとなっております。ぜひ現地でご覧いただきたい。

建物をうまく建てることで、不要なものはなるべく感じ見ずにロケーションの良い景色を窓枠フレームで切り取る巧みなセッティングのプランです。例えば玄関扉をあけることで、正面の1枚ガラスの向こうに雄大な自然が広がっている。

窓の機能は常に景色を切り取るものとしてだけ捉えており不要な窓はほぼない。

雄大な敷地に対して建物もなるべくゆったりと構えるように、2mを超える軒の出の大きなテラス屋根を一体化しました。

リビングは天井は4mを超える吹き抜け、大空間をささえるダイナミックな一本の丸太梁は7.2mの大スパンです。

 

玄関から巧みに見え隠れさせて、フラットにつながるリビングや、洗面も配置の見どころです。

キッチンの正面を隠す腰壁デザインに力を注いでおります。インテリアは北欧ぽいホワイト主体とナチュラルウッドですが、キッチン壁はどっしりと存在感を。黒和紙とランダムに配置した繊細なタイルがまったく新しいビジュアルになっております。壁端部は丸くやさしくしながら、天板は薄くモダンに見せる仕掛けとなっております。天板は新たな素材として鉄素材に錆を生かしたアートな塗装を取り入れました。この鉄仕上げはAD HOUSE社内では’庵塗装’と呼ばれる美しいものです。今後は、本格和室の床の間など地板にも使っていけそうな仕上げです。

北欧テイストは、ホワイト壁 ホワイト扉 ホワイトタイル、ホワイトブラインド等爽やかさが際立っております。

シンプルで美しいオリジナル洗面も素敵なインテリアとなっております。このタイプの配色は好まれている女性の方は多いのではないでしょうか。

 

リビングの南面の大開口は5.4mガラスの連続です。枠なしのガラスと木枠のみ納めていき、アルゴンガス入トリプルガラスの最大高さを確保しリズムよく柱で区切られています。柱はアンバーブラウンで仕上げ木部は黒とアンバーブラウン、ナチュラルウッドと3色構成とすることで、単調色すぐる寂しさを回避し楽しげな空間にしています。

 

タタミの上りどころがありながら全く和風を感じさせないように、上りの納まり色などを考えております。

その他床下エアコンの吹き出し口の工夫など

17.18.24.25もしくは平日も予約を受付ておりますので、どうぞご覧になってください。

 

 

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