2021.08.14更新
以前にも書いたかもしれませんが、AD HOUSEは、音についての取り組みに力をいれています。よい空間とは音が静かであることが必須です。特に外からの雑音が入ると、家の中にいても落ち着かず、心地よさは得られません。もちろん窓をあけているときは防ぐことはできません。設計部では、日頃から防音、遮音を重視した設計チェックを行い、家の総合性能の重要な部分として捉えております。
防音の基本は、重さのある材を用いることが最も重要です。なのですが、耐震耐震といい軽量化されてた建材、金属板やサイディング等は防音には向いていません。板張りも軽いので、音は防ぎにくく周りの音が大きい場所には向きません。外壁のそとん壁やモルタル外壁にこだわっているのは、見た目だけとういうことではなく、音に対しての選択の意味もあるのです。まずは一番外の素材でもっとも重いものを使用し音の侵入のエネルギーを小さくすることが大事です。その次に侵入した音を、繊維の細い断熱材であるロックウールや高密度グラスウールで、吸音してさらにエネルギーを小さくします。温熱と同じように、気密が大事です。空気漏れがあると防音にはなりにくい。お盆休みの前日に、OBのお客様がご挨拶に来てくださり、雨続きで、前日の大雨の中でも、大変快適に全く雨がふっているのも気が付かないくらい、まったく外の音がしないと誉めてくださいました。音の分野は地味なところで、工事に手間もかかるますが、安易な建築材選びをすることなく、フードの位置を考えて換気計画を設計を行い、しっかりと音に配慮しております。また防音室なども施工しておりますので、設計相談会なので、気になるご質問等ありましたら聞いてください。
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