2022.06.02更新
神岡町のリフォーム物件はある程度解体工事も終え、床下の土間もうち終わりました。 古い木造住宅によく見られる束で柱を支えている構造だったため、床下の通気をしていてもやはり湿気は上がってきます。 それを抑えるために防湿シートを敷きその上から土間を打設します。
解体をしていくなかで構造躯体が見えてきます。今回の物件でいうと梁があったり貫があったり、本来梁などはあるところにはなくとトラスで組んで両側の柱に力を逃がしているといった感じです。 下の写真の三角形のところがトラスと呼ばれるものです。本来この中心に柱が欲しいところですが、そこで受けるべき荷重をこのトラスで両端の柱に流しています。
補強のため仮筋交いをいれ、新しい梁や柱で構造躯体を組んでいきます。ここがRFのかなめですね。 今回の物件は断熱改修を行いますが、土壁はそのまま残して壁をふかして断熱材をいれます。 土壁にも断熱や吸湿性があるのに加え、構造躯体を支える耐力壁としての役割も少なからずあるためです。性能もあげつつ解体費用も抑えられて一石二鳥です。 間取りや断熱改修の程度、既存物件の住宅によってどこまで改修工事で解体が必要かを判断していきます。
ここまでの改修工事をできるところは少ないのではないでしょうか。 古民家改修や大規模リフォームにご興味あるかた是非お声かけください。
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