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一級建築士 匠の視点 ブログ

2021.07.25更新

設計の本質、美しい空間=納まりの世界

私達は普段、言葉で絵で建物を説明をしています。
高断熱とはこのくらい、ヒート20にくらべてどう?
構造耐震等級3がどう、
などは、規定が明確なので簡単に説明ができるのでやりやすいのですが,
納まりがいいね。とかディテールが優れていて、レベルが高い空間とか聞いたことがありますか?

 

設計の本質、とはまではいかないけれども、あ、自然にこの空間いいなと思うところは
たいてい、プロがいう納まり=ディティールが良く考えられてできている。
設計という業務で、納まり=ディティールは我々が大事にしているところです。
ある意味デザインにうるさい、という方には嬉しいことでしょう。

いくつか、今日もやっている見学会の物件を例にあげてみます。
異素材の床の組合せには目地見切りを
ここでは、ステンレスヘアラインの棒を木と石の間に設置しています。

 

 

こちらは、集成材ですがカウンターと側板のコーナ部をスッキリと細くしています。

 

複雑なキッチン前の腰壁とテーブルの取り合い部です。腰壁も下段と中断で出が違い間接照明なども入り込んでいます。キッチン高さが85センチ、テーブルが70センチと段差があります。腰壁のコーナーは丸面である、複雑極まる納まりで難易度が高いデザインです。

 

床下暖気の吹き出しです。石にスリットをあけています。この細い溝から暖気が上がってくる仕掛けです。

 

大開口、をサッシを使わずに、ヒノキとトリプルガラスだけで構成しています。黒い細い線は、床下暖気の吹き出しとなっています。
サッシ枠が見えないのでスッキリかっこいいですよ。

 

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